マイホームは多くの方の憧れであり、ようやくその夢を達成できた方もいらっしゃるでしょう。
しかし賃貸物件でないからこそ、自分でメンテナンスをしなくてはなりません。
そこで今回は、一戸建てを購入された方に向けて、屋根を修理する時期や方法、費用相場などを解説します。
一戸建ての屋根修理の時期はいつ？
屋根は雨風に晒され続けるため、しだいに劣化し、時期が来たら修理する必要があります。
屋根がどの建材で作られているかによって修理時期が変わるので、屋根材を事前に確認しておきましょう。
屋根に使われる建材にはスレート・瓦・ガルバリウムなどが挙げられますが、これらのうちもっとも耐用年数が長いのは瓦で、50年以上使えます。
しかし10年ほどで色褪せてきて、また瓦自体は問題なくとも漆喰が劣化してしまうこともあるので、実際には50年よりも早くに修理が必要です。
近年の一戸建てで多く使われているスレートは15年から20年の耐用年数があるものの、割れたり反れたりしやすい素材なので、10年から15年で定期的に塗りなおしましょう。
ガルバリウムは錆びにくく軽量で、耐用年数も20年から40年ですが、20年から30年でメンテナンスが必要です。
一戸建ての屋根修理の費用相場は？
一口に屋根修理と言っても、その作業内容は塗り替えや建材の取り替え、コーキング修理や漆喰補修など多岐にわたります。
塗り替えは1棟あたり20万円から50万円、建材の取り替えは1㎡あたり4,000円から8,000円が相場です。
屋根を修理する際は、建材の取り替え費用や作業代はもちろんのこと、足場代も必要になります。
また、瓦から別の建材へ取り替える際には雨樋の交換も必要になるので、さらに費用が高くなるでしょう。
費用を抑えることばかりに注力すると後に腐食や雨漏りなどのトラブルが起きかねないので、資金は十分に用意しておきましょう。
一戸建ての屋根修理で火災保険が適応される条件は？
もし自然災害が理由での屋根修理であれば、火災保険が適応されます。
ただし、被害を受けてから3年以内、被害額が20万円以上などといった条件が設けられている場合があるので、事前に確認しておきましょう。
火災保険の申請はさほど難しくなく、保険会社から必要書類を受け取り記入後、審査を受けるだけです。
ただし、どのような災害によって損害を受けたかを明確にしたうえで修繕費用の見積もりを出す必要があります。
経年劣化による破損は対象外ですので、火災保険の申請時には含めないようにしましょう。
まとめ
一戸建ては買って終わりではなく、屋根修理を含め定期的にメンテナンスをする必要があります。
メンテナンスをしないまま住み続けていると劣化が早くなるので、多少手間であっても頃合いを見て修理していきましょう。
この記事を参考にしつつ、ぜひ屋根修理を実施してください。
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