何十年もの築年数が経過している古い家が残ったままの不動産は、「古家付き土地」などと呼ばれ、いわゆる中古住宅とは少し勝手が異なってきます。
相続などで古家付き土地を受け継いだ場合は「負動産」として考えがちですが、実はそのまま売却することで得られるメリットなどもあるのです。
この記事では、古家付きで不動産を売却するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
正しく知ろう!古家付きで不動産を売却するメリット
古民家と呼べるほどの価値がある家が付いている場合は別として、ただの「負動産」となってしまうことが懸念される古家付き土地。
不動産売却を検討する際には、更地にして土地として売却すべきかそのまま古家付き土地として売却すべきか迷うこともあるかと思います。
古家付き土地として不動産を売却するときのメリットとなるのは、下記のような点です。
●住宅の解体や住宅設備の撤去にかかる費用がかからない
●住宅用地としての固定資産税が適用されるため税金が安くなる
●土地のみの価格での売却となるため契約不適合責任が免責になる
たとえば、古家付き土地を相続などで得た場合は、そのまま放置しておくと深刻な空き家問題へと発展してしまう可能性もあります。
古家付き土地を所有している場合は面倒と後回しにせず、できるだけ早めの売却を検討するのがおすすめです。
忘れずに確認!古家付きで不動産を売却するデメリット
住宅設備の解体費用や固定資産税の節約など、費用面でのメリットが大きい古家付き土地としての売却ですが、古家付き土地として売却する場合ならではのデメリットもあります。
注意点として、忘れずに確認しておきましょう。
●相場価格よりも安い価格での売却となる
●契約不適合責任が発生する可能性がある
●売却までに時間がかかってしまう
●古屋に存在価値がないと判断されると取り壊し費用がかかる
とくに、建物価格は一般的築20~25年で価格がゼロと査定されます。
古屋に存続価値がある場合は土地価格で売却できますが、存続価値がないと判断されてしまった場合は取り壊し費用を控除した価格になります。
また、古家付き土地の査定価格を取り壊し前提で出す不動産会社などもありますので、査定を依頼する際にきちんと確認しておくと安心です。
まとめ
古家付き土地としての不動産売却には、それぞれメリット・デメリットがあります。
住宅部分がいわゆる古民家と呼ばれるものに該当する場合などは、古民家専門の不動産会社などに買取を相談してみるのもおすすめです。
今回ご紹介したメリット・デメリットは、所有している古家付き土地の性質にもよりますので、ぜひご自身のケースに当てはめ、どちらがより良い取引になるのかを検討してみましょう。
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