土地を共有名義で購入するとどうなる?メリットや注意点を解説
マイホームとセットで土地を購入する場合、家や土地を誰が所有しているのかを登記しなければなりません。
これは代表者1人でも良いのですが、夫婦で購入した場合は2人で登記することもできます。
本記事では、不動産の共有名義とはなにかやメリットとデメリット、注意点を解説します。
土地を共有名義で購入するとは?具体例を交えながら解説
共有名義とは、1つの土地や建物を複数人が共同で所有し、その全員が登記している状態です。
たとえば、夫婦で5,000万円の家を購入してそれぞれ2,500万円ずつを所有し、それぞれでローンを返済していく形をとるなどです。
ほかにも、兄弟全員で親の土地を相続した場合もあります。
また共有名義は、家族間以外でも可能です。
たとえば、隣接地に住む人と私道を折半する場合もあります。
このように複数人で家や土地などを所有することで、支払う税金が減るなど良いところがあります。
その反面、複数人で所有しているために揉め事が起きやすいといった悪い点もあるので、名義をどうするかは慎重に検討することが必要です。
▼この記事も読まれています
一戸建て購入で注目されるZEH住宅とは?メリットや補助金についてご紹介
共有名義で土地を購入するメリットとデメリット
土地を共有名義で購入するメリットは、住宅ローン控除を名義人ごとで受けられることです。
住宅ローン控除は、住宅ローンの年末残高の0.7%が所得税と住民税から減税される制度です。
単独名義の場合、制度どおりのローンの年末残高の0.7%が減税されますが、共有名義の場合はこれよりも多く減税されます。
一方でデメリットは、売却しにくくなることです。
売却するには名義人全員の同意が必要になるため、名義人のうち誰か1人でも売却を拒否すれば売ることはできません。
また、名義人が亡くなると、その方の持分は相続の対象となります。
▼この記事も読まれています
建売住宅を購入する際に発生する諸費用とは?内訳や節約方法を解説!
土地を共有名義で購入する際の2つの注意点
土地を共有名義で購入する際には、いくつかの注意点があります。
1つ目は、一人ひとりの持分を明確にさせることです。
一般的に、一人ひとりの持分は出資した金額の割合に応じて決まります。
この出資額と持分の比率が大きく異なる場合、名義人の間で贈与があった可能性があるとみなされ、贈与税が発生する可能性があります。
2つ目は、財産分与の際にトラブルになりやすいことです。
なかでも離婚による財産分与は、どちらが住み続けるかや売るか売らないかなどで揉めやすい傾向にあります。
また、ローンを共同で支払っているため、片方が持分を完済しなければ支払い義務を解消することは難しいでしょう。
▼この記事も読まれています
マイホームの買い替えのタイミングとは?手順や購入金額について解説!
まとめ
家や土地を共有名義にすると、節税につながります。
一方で複数人が所有しているゆえに揉め事やトラブルが起きやすく、とくに離婚時が厄介です。
そのため、不動産を相続したり購入したりする前に十分に検討する必要があります。
私たち株式会社住まいるほーむでは、西多摩エリアの不動産情報を豊富に取り扱っております。
不動産購入をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください!
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓

株式会社住まいるほーむ スタッフブログ編集部
弊社では、福生市周辺を中心に新築戸建て情報などを豊富に取り扱っております。福生市での不動産売買のことなら、当社スタッフが丁寧にサポートさせていただきます!ブログでは不動産購入や福生市に関連するコンテンツをご紹介します。